安田仁 Match Max Live vol.2 DVD発売中
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https://youtu.be/qDP4Ux5-AYQ
『HITOSHI YASUDA Match Max Live vol.2』 DVD （￥３,000）
DVD発売記念特別レビュー『みんな、みんな、輝いていた』
２０１８年９月２４日、安田仁さんの『Match Max Live vol.2』が、京都市国際交流会館で開催された。休日の昼間の時間帯とあって、遠くから駆けつけたファンも多かったと思う。満員のホールでは、ペンライトや趣向を凝らした手作りのグッズも見かけ、和気あいあいとして開演を待っていた。始まる前のアナウンスもユーモアをまじえて笑いを誘い、盛り上げていた。　『Match Max Live vol.2』がDVDになって、あの日の風景がもどってきた。いつものオープニング曲『Good Morning Girl』と、たくさんの手拍子がホールいっぱいに響き、いよいよ始まるという高揚感が一気に高まった。赤いジャケットがステージに映えて、笑顔によく似合っている。見逃した一瞬の表情や、ギターやピアノを弾く手元もよく見えておもしろい。赤、青、緑と、色とりどりの光が、テンポよく時にはやさしく放たれて、楽曲やステージを彩っていく。幻想的でとてもきれいだ。客席後方からステージが映し出される映像は、額に入れられた絵画を観ているような美しさだと思った。　安田さんのブログに、『LEMON＆STRAWBERRY』の演奏は、BUNNY CLUBでレコーディングした音を使ったと書かれていた。アルバム『ボクの宇宙』が出た頃の Match Box Liveに、ゲスト出演されていたことがある。歌声とリズムを刻む音に耳をすませていると、その時のステージが浮かんできた。アイコンタクトにメンバーへの信頼が伝わってきて、力強い演奏だった。楽曲へのこだわりとバンドへの思いが込められた『LEMON＆STRAWBERRY』は、楽しくてちょっぴり切なくて、これまで以上に気になる楽曲になった。曲名を聞いて歓声が上がった、すでに人気曲の『ハイウエイゴーゴー』は、ノリノリの映像と一緒にリズムをとって、気分爽快になる。アレンジを変えて聴かせる『僕にさよならを言う事は』や、声色たっぷりで聴くたびに新鮮な驚きを与えてくれる『THE BUSKERS』は、収録されているアルバムも聴いてみたくなる楽しさだ。　「安田仁のベスト的な選曲で挑んだ」とあった２５曲が、さまざまなアングルから撮られて、次々と表情を変えていく。スポットライトを浴びてステージに浮かび上がるカッコよさ、響く歌声、盛り上がる客席、ライヴさながらの臨場感を味わい、美しい映像の世界に惹き込まれた。　五年前の『Match Max Live vol.1』では、客席全員でペンライトを振り、ステージの安田さんに、大きな虹の景色を見せるというサプライズを届けた。DVD発売は、今度は安田さんから届いたサプライズだ。あの日の風景をみんなに見せたくて、ワクワクしながら初めてのライヴDVDを完成させたことだろう。最初から最後まで笑顔で楽しませてくれた安田さん、熱く応援する客席、ステージを盛り立てたスタッフの方々、今回もみんなの愛であふれそうだった。エネルギッシュに、愉快に、爽やかに、全員参加で楽しんだ２時間半の、とても美しいこのDVDの中は、愛がいっぱいで、みんな、みんな、輝いていた。　（Lemon）
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